ウェルシュ菌は圧力鍋で殺菌し、死滅するのか?カレーを安心して食べるには?

@24nijuyon42です。最近、食中毒などのニュースでよく聞かれる”ウェルシュ菌”。今回は、ウェルシュ菌を死滅させるのに”圧力鍋”が効果的という情報について紹介します!
目次
ウェルシュ菌とは?

ウェルシュ菌は、芽胞形成菌と呼ばれる菌の一種です。この芽胞形成菌は熱や乾燥に強いというのが特徴です。つまり、通常加熱をしたら菌は死滅するという認識がありますが、ウェルシュ菌の場合は、熱処理をしても、死滅することがないようです。
なかなか困った菌なんですよねぇ。
このウェルシュ菌を殺菌、死滅する方法として注目を浴びているのが”圧力鍋”なのです。
では、圧力鍋を使うとウェルシュ菌は死滅し、食中毒を防ぐことができるのでしょうか?
ウェルシュ菌はどこに潜伏しているのか?

そもそもウェルシュ菌はどこに潜伏しているのか?先ずは、ここを押さえる必要がありますよね。
実は、ウェルシュ菌は、土や水の中、健康な人、動物の腸内など幅広く生息している細菌のようです。特に牛、鶏、魚が保菌している事が多いので、注意が必要です。
ウェルシュ菌の特徴として、”酸素が嫌い”というのがあります。ですので、通常の料理などでは酸素に触れている事がほとんどですので、食中毒などにならないのですが、”酸素が少ない”状況では、繁殖しやすくなります。
注意が必要な料理としては、カレー、シチュー、スープなどの煮込み料理。それも一度で割と大量に作る料理は注意が必要です。
これは、鍋の底では、空気の濃度が低い状態になるので、ウェルシュ菌が好きな環境になります。ウェルシュ菌は”芽胞”を作ってしまうと、先ほども書きましたが、熱処理では死滅しません。
つまり、カレーなどを鍋で大量に作った場合、鍋の底が空気が少ない状態になるので、ウェルシュ菌が繁殖しやすくなるわけです。
作る際には、しっかりと鍋底も混ぜて空気を送る必要があるので、カレーって大体残って2日目もカレーを食べるという家庭が多いのではないでしょうか?
ですので、夏場は特に繁殖がしやすいので、カレーが残ったなら、速やかに冷蔵庫などで冷やすのが良いみたいです。
また、カレーを作る際には圧力鍋を使うのがいいようです。
これが今回の記事のテーマなのですが、では、なぜ圧力鍋がいいのでしょうか?
ウェルシュ菌は圧力鍋で殺菌し、死滅するのか?

では、なぜウェルシュ菌は圧力鍋で殺菌し、死滅させる事ができるのでしょうか?
それは、圧力鍋の”オートクレーブ”と呼ばれる機能があるからなのです。
内部を高圧力にすることが可能な耐圧性の装置や容器、あるいはその装置を用いて行う処理のこと。
化学分野では特殊な化学反応を行うため、医学や生化学では病原体などを死滅させる滅菌処理(オートクレーブ滅菌)のため、工学では炭素繊維強化プラスチックなどの複合材の成形(オートクレーブ成形)や人工スレートなどのコンクリートの養生(オートクレーブ養生)のためなど、さまざまな分野でそれぞれ目的に応じて使用される。圧力鍋やそれを用いた調理もオートクレーブの一種である。
つまり、圧力鍋は高圧力にする事が可能なので、その高圧力によって菌を死滅させる事ができるという事になります。
カレーなどの煮込み料理を作る場合は、圧力鍋を使って調理する事で、短時間に作る事も出来ますし、菌も死滅させてくれるわけですので、オススメですね!
夏場は特に食中毒も増えますので、圧力鍋で料理をしていくのが良いかもしれませんね。
ウェルシュ菌は圧力鍋で殺菌し、死滅するのか?カレーを安心して食べるには?まとめ

食中毒のニュースの時によく聞く”ウェルシュ菌”。
今回はウェルシュ菌の特徴と予防という観点から紹介しました。
夏場は食中毒も多いので、煮込み料理を作る場合は特にですが、積極的に圧力鍋を使って調理すると良いですね!
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